【よろず支援ニュース#178-㉚】ものづくり補助金情報~申請タイプの解説、松坂」クラスターなど~

ものづくり補助金情報~申請タイプ解説、松坂クラスターなど~

 先週、1次補正予算案の成立を受け、近々ものづくり補助金1次公募が始まりますが、今年は当初

 予算にもものづくり補助金が計上されております。当拠点にも補正予算分と当初予算分の違いにつ

 いて問い合わせがありましたので、以下のとおり「申請タイプ別」に整理してみました。(ちょっ

 とニッチな情報ですが、ものづくり補助金に興味のある事業者様も多いと思いましたので。)

 

予算区分

正式名称

申請タイプ

補助上限額

申請方法

補正予算分ものづくり補助金(予算額800億円)

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業

一般型

1000万円

単独申請

小規模型

500万円

単独申請

当初予算分ものづくり補助金(予算額50億円)

ものづくり・サービス・商業高度連携促進事業

企業間データ活用型

2000万円

共同申請

地域経済牽引型

1000万円

共同申請

 

  ほとんどの事業者様は単独申請になるかと思いますので、①の補正予算分のものづくり補助金への

 申請になるかと思います。②の当初予算分のものづくり補助金ですが、2つのタイプ共に複数の事

 業者による共同申請になっています。申請数も多くはないということもあり、予算額は50億円に

 なっているかと推測します。

 では、「企業間データ活用型」「地域経済牽引型」の事業イメージについて、今後中小企業庁より

 事例等の情報提供があるかと思いますが、以下当方で把握している事例になります。

 私も詳しくはないのですが、「企業間データ活用型」のイメージとして「松坂クラスター」という

 事例があるようです。(クラスターとは産業集積の意味)

 松坂クラスターの詳しい情報は下にある中部経済産業局HPにあります。

  >>http://www.chubu.meti.go.jp/koho/kigyo/111-5_cluster/index.html

 

 三重県松坂市にある航空機部品関連のメーカー10社が、航空機部品を一括受注・一貫生産するた

 めに「航空機部品生産協同組合」(松坂クラスター)を設立。補助金を活用し、一括受注・一貫生

 産を効率的に行うための「共通受発注システム」「共通生産管理システム」を開発・導入したケー

 スになります。「企業間データ活用型」「地域経済牽引型」とは、正式名称にある「高度連携促進

 事業」のとおり、松坂クラスターのような複数の企業による連携体で実施する新しい取組が対象と

 なると当方は理解しています。

 

 余談ですが、上URLにある松坂クラスターの取組は素晴らしいですね。地域事業者間が連携できる

 雰囲気も必要でしょうが、連携体内の中核企業のリーダーシップがよっぽど強力だったのではと推

 測します。

 

 以上、情報まで。

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