【よろず支援ニュース#145-令和】下町ロケットの弁護士(鮫島氏)も一押しする「経営デザインシート」の活用!

下町ロケットの弁護士(鮫島氏)も一押しする「経営デザインシート」の活用!

27日日曜日の日経新聞に大きく出てましたが、企業のビジネスモデル変革を促す簡単なツールである「経営デザインシート」の活用が広がりつつあるとのことです。

このツールはもともと内閣府の知財戦略本部が作ったものですが、知財にあるなしに関係なく「現状を踏まえ、将来の企業のあるべき姿を実現するための「生き残り戦略」を作成する簡易ツール・フレームワーク」と個人的に理解しました。

下町ロケットの弁護士モデルとなった鮫島弁護士も当ツールを開発したメンバーの一人で、普及活動も行っているようです。

 ● 鮫島弁護士コラム:急速に普及する「経営デザインシート」、あなたは知っているか

  >>https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00434/101200016/

 

以下、この「経営デザインシート」に関する詳細な情報になりますが、基本A3で1枚のシートです。原則として経営者や幹部が自ら作成する必要があります。

 

官邸の「経営デザインシート」特設ページ(ここに全ての関連資料があります)

  >>http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/index.html

経営デザインシート概要資料(当ツールを理解する上で、まずはこの資料に目を通してください)

  >>https://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/siryou01.pdf

経営デザインシートの記載例(仮想事例)「理美容業界用ハサミを製造する刃物メーカーに事業拡大」>>http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/keiei_design/siryou8.pdf

 

先日のソサイエティ5.0関連の情報も配信しましたが、今後益々世の中が変化するスピードは加速化していきます。このような事業環境の中、将来の成長・生き残り戦略を検討することは、企業規模を問わず重要かと考えます。以下、日経新聞の関連記事からの抜粋です。

 ▶ 「大企業も中小企業も現状の維持や改善だけでは生き残りが難しい時代になっている。シート

  を使って技術や知的財産、人材などの自社の強みと弱みを把握し、将来像を見定め、そこに至る

  シナリオを探す過程で、これまで見えなかった好機が見えてくるかもしれない。」

 

経営者のみなさま、経営デザインシートの活用をご検討いただければと思います。

特に事業承継時に使ってみることを勧めます。 日経新聞記事では以下のような活用事例を紹介してます。(大阪のステンレス加工を手掛ける前田製作所)

 ▶ 「5年度をめどに会社を継ぐ息子と一緒に経営デザインシートを書いた」(社長64歳)

 ▶ 後継者の専務(息子34歳)と準備を含め約1年かけてシートに記入した。

 ▶ 主力商品の「実験用動物の飼育箱」の受注がかなり減っており、「危機感から信金主催のセミ

  ナーへ行き、シートを知った。会社の将来を息子と考える機会になった。」

 ▶ 息子の専務も、「(シートには5年~10年後の自社の姿を記入するので)自分がどうしたい

  のか分かってきた」と話す。

 

当拠点でも12月に経営デザインシートについての少人数勉強会を行う予定です。詳細は後日お知らせします。

 

以上、情報まで。

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