「年輪経営」
皆さんゴールデンウイークはいかがでしたか?
10連休の方も多かったのではないでしょうか。
福山も10連休だったのですが、そのうち8日は布団の中でした。
初日に長男夫婦と孫を連れて粉河で開催されたイベントに行って、そのあと風邪を引いてずっと寝込んでいました。
どこに行くといった予定もなかったのですが、なんとなく残念な気分でした。
写真は、初日に行った粉河寺の境内にあるクスノキです。
樹齢は不明だそうですが、1250年以上と言われているそうですよ。
前回紹介した「伊那食品工業」さんは年輪経営で有名です。
私が最初に訪問したのは10年くらい前になります。
現最高顧問の塚越さんが社長交代された後だっと思いますが、その年に寒天ブームがあり、社員さんから増産の要求があり、最初は断っていたそうですが、皆さんの熱意に負けて増産を決意したそうです。
結果、その年はかなりの増収増益になったが、翌年はそれを少しだけ下回ってしまった。
新社長さんは、48期増収増益をしてきたのに、49期目で途切れてしまったことを後悔したそうです。
塚越さんは「急成長は敵」であり目指すべきは「年輪経営」であると仰っていました。
ブームに乗った売上、利益の拡大や仕入先の犠牲の上にたった利益は断じて戒めるべきであると断言していらっしゃいます。
私が訪問した時に仰っていたのは、予算は特に決めていないが、前年より少しでも売り上げと利益が上回ることなんですと…
ホームページには二宮尊徳翁の言葉が載っていました。。
遠きをはかる者は富み 近くをはかる者は貧す。
それ遠きをはかる者は百年のために杉苗を植う。
まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。
近くをはかる物は 春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく。
故に貧窮す。
そして、こんな言葉も紹介されていました。
「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」