「数字を追うな!お客様を喜ばせろ!」PartⅢ
早いもので1月も半分が過ぎました。
正月は近所の伊太祁曽神社に初詣に行っただけで、あとはお家でゴロゴロ…
結果は言うまでもなく重量オーバー(笑)
前回はもてなし力が上がって、どんなことが起ったかを書きました。
2年にわたって書いてきたこのシリーズもいよいよ完結編です。
お店全体でもてなし力が上がったのは…どうしてか?
大したことはしていませんが、お客様が喜んでくれた時に、それを行った事例をノートに書くようにしたのです。
そしてそれをスタッフの人たちに読んでもらっただけなのです。
「何をしたら、お客様がどのように喜んでくれたのか」を…
疑似体験をしてもらったのです。
普通だったら、「それを皆さんでやりましょう!」と言いたいところですが、一切そのことは言いませんでした。
自発的にしてもらいたかったからです。
そのノートは「いいことノート」と呼んでいました。
初めは少なかった例も少しずつ増えていき、そのうち「私もしてみたい」と思う人が出てきたのです。
ここが重要なんです。
自分でしてみたいと思うから素敵なもてなしができるのです。
言われたからするのではなく、自分で考えたことを実践することがいかに大切かわかるでしょう。
人が本来持っている「誰かの役に立ちたい」「喜ばせてあげたい」の心に火をつけていったのです。
私たちの行動指針の中には~あなたの喜びが私たちの喜びです~
と書かれていました。