「数字を追うな! お客様を喜ばせろ!」PartⅡ
あけましておめでとうございます。
旧年中はいろいろとお世話になりました。
今年もよろずブログをよろしくお願い申し上げます。
今年は亥年ということで、猪突猛進!
と行きたいところですが、正月は寝転んでばかりで…我が家の猫状態です。(笑)
写真は我が家の近く、伊太祁曽神社に奉納されている、今年の干支である猪のチェーンソーアートです。
さて、年末からの続きの話を書きます。
スーパー銭湯でマニュアルをなくし、「お客様が喜んでくれると思ったことをして下さい」と言ったことで、どんなことが起ったのか?
ある日、老夫婦が銭湯のレストランで食事をしていた時のことです。
おじいちゃんが誕生日だということをホールスタッフがキャッチしたのです。
この取り組みをした時から、お客様の情報を全員が共有できるようにインカムをつけていたので、スタッフはそれを使って、お誕生日の情報をつぶやいたのです。
それを聞いた厨房スタッフはアイスクリームのお皿に「お誕生日おめでとう」と書いてサプライズプレゼントをしたのです。さらに帰り際にはフロントのスタッフからも声をかけられ、嬉しそうに帰っていったとのことです。
その翌日に若い男性の方が「店長を呼んでくれ」と言って来店されました。店長はいつものクレームと思って(それまでの店長の仕事は殆どクレームの処理でした)出ていったところ、「うちの父親がとても喜んで帰ってきたので、一言お礼を言いたくて来ました」と…
こんな事例がいっぱい起ってきたのです。
私が想像していた以上の「もてなし力」でした。
お客様の喜びが、自分たちの喜びであることに火をつけたのでした。
でも、これだけでは店全体が変わることはなかなかできません。
それではどうして多くのスタッフができるようになったのかは、次回に書くことにします。
今年も皆さんにとって良い年でありますようにお祈りしています。