「我」を捨てる

私の知り合いに埼玉の浦和で「コスコジ」という、婦人服、子供服や雑貨を販売している小さなお店を経営している小杉さんという方がいらっしゃいます。

10坪ほどの小さい雑貨店から始めて、今は5店舗まで広げるようになり、とても繁盛しています。

「がっちりマンデー」や「モヤモヤさま~ず」にもでたことがあるんですよ。

なぜ繁盛しているかを知りたいでしょうが、その話は別の機会にするとして、今回は、私が小杉さんと知り合った、きっかけの文章を、以下に紹介したいと思います。

 

知り合いがお店をだす。

自分たちもやってはいるが、お店を出すなんてスゴイ!なんて普通に思ってしまう。

よく思うのだがやっぱり独立し店を出すなんて「我」が強くないと、まずできないだろう。

自分を表現したいという思いが人一倍(三倍ぐらいかな?)なければ無理だ

 

でも商売を続けるということは「我」を捨てる努力を続けるということだと僕は思っている 。簡単に言えば、自分が置きたいものを置くのではなく、お客さんが置いて欲しいものを置き 、自分がやりたいイベントをやるのではなく、お客さんがやって欲しいイベントをやり、自分が掛けたい言葉を掛けるのではなく、お客さんが掛けて欲しい言葉を掛けると、いうこと 。

自分は極力なくていい…極力ゼロにしたい。

 

ただ「コスコジ」というフィルターは大切にし、そのフィルターはしっかり通す。

でもただそれだけ…

本当にお客さんに寄り添うってそうゆうことだと思う。

 

独立するには強烈な「我」がどうしても必要なのに 、商売を続けるにはその「我」が邪魔になる 。

意識するかは別にしてみんなその壁にぶつかるだろうと思う。

 

僕らもまだまだお客さんに寄り添うことができないことも多いけど、その壁の存在に気づけたことは本当に良かったと思う。

最終的にはお客さんに聴けばいいのだから・・・

すべてはお客さんが答えをもっている。

 

この文章を読んで、埼玉の浦和まで会いに行ったのです。

予想通り素敵な方でした。

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