開催したセミナーのレポート

2017年

7月

07日

潜入レポート<わかやまECシンポジウム>

平成29年7月6日 ホテルグランヴィア和歌山6階ル・グランにて「わかやまECシンポジウム」が開催されました。当日は300名近い方にご参加頂いておりました。

 

今回は、このシンポジウムの潜入レポートです。

 

まずは主催者挨拶として、和歌山県商工労働政策局長の稲葉信氏より挨拶がありました。

「地方が輝くeコマース 成功例からひもとく成功の秘訣」

有限会社スタイルビズ 村山らむね氏からは以下のような内容でご講演頂きました。

・amazonが変えたショッピング

・地方が抱える課題

・地方発ネットショップの成功事例

・地方発ネットショップの最新成功事例。観光とのマリアージュ

・和歌山ならではのKFS

・地方こそネット、越境EC、インバウンドで強くなれる。ならなければいけない。

・「来て買って、帰って買って、また来て買う」という連環をうまく作っていくべき

トークセッション「成長への第一歩~学ぶより今すぐ実践!~」

和歌山県eコマース研究会の運営委員によるトークセッションが行われました。

モデレーター 「ポカラ」土井氏

「ナカヱ」中江氏

「川口水産」川口氏

「ファイントレーディングジャパン」鳴海氏

 

 

自己紹介

中江:和歌山県から楽天出店第一号。18周年。どこでも買えるソフトドリンクをネットで販売。

川口:うなぎ販売が99%。和歌山の特産物が1%

鳴海:自動車関連商品販売。ネットに関わったのは20年前。

 

eコマースを始めたきっかけ理由(以下敬称は略)

中江:先代のやっていらした会社。3億円ほど。

Win3.1の頃、PC通信をやっていた。テキスト情報だけで物販ができることに驚き、今後流通が変わると確信。遊び半分でインターネットページで販売。メール注文のみで缶コーヒー販売を開始。あまり売れなかった。お客様のメールで楽天市場を知り、翌年楽天に出店。

当時、ソフトドリンク販売の強豪があまりなかったので、シェア50%

 

川口:10年前に他業種の方に聞いて、楽天出店開始。それまでは仲卸だったが、お客様と直接つながりたい思いで開始。

 

鳴海:ネット出店したのは5年ほど前。雑誌等のアナログ販売からテキスト情報での販売、そこからヤフオクでネット系を開始。

 

売り上げが上がったきかっけ

中江:99年にモー娘。が流行っていた当時、JTに飲茶楼があった。そこにモー娘。のグッズがついていたのがヒットのきっかけ。それに対応できる社内出荷体制を作った。

 

川口:いろいろ食品を販売していたが、食べ比べセットが売れ始めてから変わってきた。楽天のランキングでうなぎの1位になって、お客様が更に入ってくる。うなぎ→水産→食品のランキングで上がっていく。ひとつのことにこだわった結果。父の日と土用の丑の日は大きなピークに

初年度は広告費をたくさん使った。失敗とやめるを繰り返した結果、早期にうなぎのシェアをとることができた。

 

鳴海:先行者利益を逃した。楽天は当初、ファッションや食品が多く、自動車関係は売れないと踏んでヤフオクに頼っていた。先行者が優位な世界。集客が一番大変。楽天的には1ページ目が50件。そのうち販売が大きいのは3件程度。クラウドファンディングに参画クラウドファンディングは商品ができたときに話題になり、販売後に支援者が拡散してくれるので、ピークが2回来る。商品名でダイレクトに検索してもらうのが一番いい。

 

失敗談

中江:掲示板炎上、配送トラブルなど多々ありeコマースは失敗コストは非常に低い。リアル店舗を出すことに比べれば小さいもの。失敗もするべき。思いついたことはチャレンジするべき

 

川口:広告の失敗は多数!父の日に決まるまでは母の日、ハロウィーンなどすべてやってみている

→「お父さんありがとう」「お母さんありがとう」など少しずつ変えている

→ハロウィーンのときは、準備した包装紙とチョコレートが在庫になったが、損失はこの程度。

広告費はコケることもあるが、つぶれない程度に。

 

鳴海:損失額1千万円

ヤフオクはCtoCがメイン。そこに慣れすぎていて、同じものを売り続けることに慣れていなかった。管理方法に問題。

ネット通販で変えられない物は商品管理コード。どれほどたくさんのサイトに出していくかなどに関連している。数十万点の商品を扱っているが、商品管理コードが適当に割り当ててしまったため、管理に不具合が生じている。色替えなど派生ページなどを追加する前提で最初から作っていかないといけない。商標登録 商品だけではなく店舗まで真似られている。商標登録を調べてから商品展開をするべき 

 

今後の事業展望、抱負

中江:現在では5年先が読めない世界になってきている。先のことは考えられないが、飲料のECという狭い市場の中でリーディングカンパニーになっていきたい。

厳しいジャンルなので、今までやってきたことを引き続きやっていく。自分が面白いことをやっていく。

モニターの向こう側でどんな人が商売をしているのかを伝えていきたい

→5円クーポン(ご縁をひっかけて)を発行。楽天市場の開封率のナンバー1(40%)のDM

 

川口:EC売り上げの楽天割合が7割。Yahooはここ数年上がっている。Amazonもうなぎが売れるようになってきた。一社一強ではなく、均等にできるようにしていきたい。紙媒体に一番力を入れている。新聞の折り込み広告。はがきのDM。電話注文

 

鳴海:生産し、加工し、販売することをすべてやっている

→自社で設計して生産する乗り物メーカーを和歌山で興したい

ECシステムも販売していきたい

楽天とヤフーはどちらもポイントに引っ張られている。世界展開を考えるならamazonが外せない。自社サイトは一番制約がない。集客さえうまくいけばロイヤリティが不要。

海外子会社(中国)で食品や酒類の販売免許を獲得中。中国販売の際の受け皿にしていければ、と考えている

 

今後始める方へのメッセージ

 

中江:ネットショップはお客様へ接近しているビジネス。中小にとってはやりやすい。失敗コストは限りなくゼロに近いので、どんなチャレンジでもやっていけるいいツールです。

 

川口:とりあえずやってみてください。机上で考えて心配しているよりも、やってみて見えることを体験してください。和歌山県eコマース研究会など相談できる場もあるので、悩みを共有してください

 

鳴海:まずは0円のショップなどで始めてみて、分からないところを知ってからセミナーなどへ参加してください

 

質問:eコマース研究会に入ってよかったこと

中江:立ち上げ者です。県内に同業のネットワークができ、スタッフ間の交流なども進み、勉強になっている。

 

川口:参加費ゼロで売り上げが上がった

 

鳴海:同業種が参加しているので具体的な数字を話しあうことができる

 

「ネットショップの3つのタイプと明暗を分けるポイント」

株式会社サイバーアシスト 吉村正裕氏

本日のセミナーは120分の内容を60分で行うという、2倍速のセミナーでした。

内容は下記。

 

 

 

商売の基本

訴求ポイント

見込み客の判断基準と店舗のコンセプト

ZMOT

客に選ばれない店が陥る4つのワナ

ひとが物を買う理由

満たされないニーズ

WEBマーケティング

伝える

USP

選んでいただくためには

ネットショップのタイプ

売れるネットショップの6条件 "訪問者が必要とする情報がある

・それが見つけやすいこと

・それがわかりやすいこと

・その店で買う理由があること

・その店を忘れさせないこと

・その店が常に改善していること"

 

最終的な結論としては 誰に、何をどう売るか、を考えましょう。

懇親会の様子

懇親会の司会進行役は、和歌山県eコマース研究会運営委員 和関剛氏。

 

冒頭は和歌山県eコマース研究会事務局(和歌山県よろず支援拠点チーフコーディネーター)の井上禎氏。

「乾杯~」を行いました。

中盤では、このシンポジウムにご協力頂いたサポート企業様からもスピーチを頂きました。

続いて、運営委員の山家優一氏より「和歌山県eコマース研究会」の取組についてご案内。

そして、中小企業基盤整備機構アドバイザーの吉村正裕氏からエールを頂いて終了しました。

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